ディケンズと好きの片隅

英国人作家チャールズ・ディケンズ推し。本、旅行記、演劇、美術、小ネタなど好きなことをつづります。

悪魔は誰なのか/「牧師の告白」ウィルキー・コリンズ

悪魔に誘惑されて苦しんでいる人間について、先生が会衆に説教をされているとき、実はこの私のことを話しておられたのですよ 「牧師の告白」ウィルキー・コリンズ 『ヴィクトリア朝幽霊物語』松岡光治編訳 アティーナ・プレス 『ヴィクトリア朝幽霊物語』か…

屈折した男の語る幽霊物語/「鉄道員の復讐」アミーリア・エドワーズ

ぼくはやっとマットを―ぼくが愛して、憎んで、殺してしまった親友を―永久に失ったことに気づいた。 「鉄道員の復讐」アミーリア・エドワーズ 『ヴィクトリア朝幽霊物語』松岡光治編訳 アティーナ・プレス 『ヴィクトリア朝幽霊物語』から短編を一作紹介。 こ…

老婦人の語る幽霊物語/「窓をたたく音」ダイナ・マロック

そう、私は泣いていました―でも、幽霊の話のせいではありませんでした。 「窓をたたく音」ダイナ・マロック 『ヴィクトリア朝幽霊物語』松岡光治編訳 アティーナ・プレス 今回も『ヴィクトリア朝幽霊物語』から短編を一作。 こちらは残念ながら絶版、しかし…

『十九世紀ロンドンの光と影―リージェンシーからディケンズの時代へ―』松村昌家(世界思想社)

ディケンズ研究の大家である、松村昌家氏の2003年の著書『十九世紀ロンドンの光と影―リージェンシーからディケンズの時代へ―』の紹介です。 個人的には、会社員時代に院試を受けるか悩んでいた時に読み、19世紀ロンドンとその時代の小説の面白さを再確認し、…

イギリス旅行記(2018年1月~2月)④準備編その2

今年の1月から2月にかけて行ったイギリス旅行を振り返ります。 イギリス旅行記(2018年1月~2月)①決断編その1 イギリス旅行記(2018年1月~2月)②決断編その2 イギリス旅行記(2018年1月~2月)③準備編その1 今回の渡英目的の一つであるRSCの二公演のチケッ…

イギリス旅行記(2018年1月~2月)③準備編その1

今年の1月から2月にかけて行ったイギリス旅行を振り返ります。 四年ぶりのイギリス行きを決めるまではこちら。 イギリス旅行記(2018年1月~2月)①決断編その1 イギリス旅行記(2018年1月~2月)②決断編その2 RSCのチケット購入 まずは航空券......の前に完…

派手さはないが原作に忠実なドラマ/マイケル・ホーダーン主演BBCドラマ『クリスマス・キャロル』

映画『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』はただいま絶賛公開中 まだ30台前半のディケンズが、悩みもがきながら『クリスマス・キャロル』を完成させるまでの誕生秘話を描いた物語。おすすめです! さて、色々な『クリスマス・キャロル』の感…