ディケンズと好きの片隅

英国人作家チャールズ・ディケンズ推し。本、旅行記、演劇、美術、小ネタなど好きなことをつづります。

イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑩開業150周年のセント・パンクラス駅を歩く

昨年の1月から2月にかけて行ったイギリス旅行を振り返ります。

イギリス旅行記(2018年1月~2月)①決断編その1

イギリス旅行記(2018年1月~2月)②決断編その2 

イギリス旅行記(2018年1月~2月)③準備編その1

イギリス旅行記(2018年1月~2月)④準備編その2

 イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑤準備編その3

 イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑥準備編その4

 イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑦出発当日~羽田空港で始めてのサクララウンジ体験

イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑧JAL041機内にて

イギリス旅行記(2018年1月~2月)⑨ロンドン到着~地下鉄でキングス・クロス/セント・パンクラス駅へ移動 

 

10時過ぎにホテルに着き、しばしの仮眠から目覚めると…

・・・13時30分。

(ほぼ)徹夜フライトを終えて、緊張の一人地下鉄withスーツケース移動後だったので、夕方まで寝ちゃうかもと思っていましたが……セーフ!

 

時差ぼけで頭はぼーっとするけど、外をぶらぶら歩くだけの体力は回復した。

このロンドンを何気なくぶらぶら歩くのが、最高に贅沢な至福の時間。

極端な話、このためにロンドンに来たようなもの。

目的地がある場合もない場合もあるけど、私にとっては一種のセラピーのような感じなのかも。人の気配がある都市に行くとホッとする。

一日に何十キロもの距離を徒歩で移動し、ロンドンを徘徊するのが大好きだったディケンズの影響も少しはあるかもしれないけれど、たぶんこれは育った環境の影響だと思う。東京の下町生まれ下町育ちの私にとって、ロンドン中心部のがやがやした雰囲気はどこか安心するものがあるのです。

現実的には、今日の食料をゲットしに行かなきゃいけないので、急ぎの仕事のメールを返した後、ざっと荷解き&支度をして30分くらい経って部屋を出ました。

 

フロントを覗くと、さっきのカジュアルお兄ちゃんとは違う、インテリ風シュッとしたお兄ちゃんが。

安宿なので基本フロント一人体制、たぶんみんな学生アルバイト。私が寝てる間にシフト交代があった模様。

ガイドブックは持ってるけど、一応シュッとしたお兄ちゃんに近くの簡単な地図があったら欲しいということと、近くのスーパーを教えてほしいと言うと、備え付けの地図を使って、ぐりぐり印をつけながら丁寧にいくつかのスーパーとその特徴(ここはちょっと高級、ここはショッピングセンターみたいな感じで)を教えてくれました。

 

f:id:lond0:20190211193610j:plain

シュッとしたお兄ちゃんがくれた地図。裏面に色々なクーポンがついている、駅やホテルによく置いてあるタイプのものです。

 

ありがと~と言いながら、外に出てみると・・・

f:id:lond0:20190211202056j:plain

美しいセント・パンクラスの駅が迎えてくれました。

 

いや、さっきも通ったんですけどね。荷物重くてゆっくり見るどころではなかったので。

この日は天気が良かったのも嬉しい。(冬の雨の中、傘とスーツケースを持ってホテルまで移動することも想定していた)

 

当時Twitterでも書きましたが、

 

セント・パンクラスのこの扉、ただの扉なんだけど格好いい。

f:id:lond0:20190211200106j:plain

扉の装飾が美しいです。

 

セント・パンクラス駅は1868年に開業。

そう、2018年はちょうど開業150周年の節目の年だったんです。

f:id:lond0:20190211200148j:plain

扉のそばにはこんなプレートも。

 

駅も150周年を祝う仕様に。

f:id:lond0:20190211202308j:plain

1830年にリヴァプール・アンド・マンチェスター鉄道が開業して以来、次々に建設された鉄道は19世紀のイギリス社会に大きな変化をもたらしました。

文学にも大きな影響を与えましたが、その名残が今でもイギリスの各駅でみられるこちらのお店。

 

f:id:lond0:20190211204337j:plain

主要な駅には必ずといっていいほどあって、旅行者もお世話になることの多いWH Smith。W・H・スミスは、19世紀半ばに、鉄道駅での本の販売や貸本業で大成功した人物。鉄道での娯楽や小説の形態に大きな影響を与えました。

 

私は「ディケンズ脳」(=すぐにディケンズと関連付けて考える)+視界にヴィクトリア朝レイヤー(?)がかかった人間なので、WHSmithで買い物をすると、

「ああ、ヴィクトリア朝の人はこういう風に駅で本を借りたりしてたんだなあ」

となるし、セント・パンクラス駅が1868年開業と知れば、

「1868年てことはディケンズはまだ存命でこういうことをしていた時期だなあ」

と、いう思考に自然となります。

そういう人間が旅をしているので、このセント・パンクラス駅も現代と19世紀が混在(というか自然にスイッチ)した感じに見えていますし、今後の旅行記でもそういう発言が多々あるかもしれませんが、何卒ご了承ください。

 

 

f:id:lond0:20190211204133j:plain

本当にフォトジェニックな駅です。

 

f:id:lond0:20190211204230j:plain

駅構内にはピアノが置いてあって、誰でも自由に弾けます。

色々な人が弾いていましたが、上手い人もそうでもない人もいました…笑

 

 

f:id:lond0:20190211204430j:plain
f:id:lond0:20190211204555j:plain

イギリスらしいお店が並びます。

 

f:id:lond0:20190211204622j:plain
f:id:lond0:20190211204817j:plain
f:id:lond0:20190211204903j:plain

日本でも人気のお店もたくさん入っています。

 

f:id:lond0:20190211204940j:plain

開業150周年に関連したパネル。建設当時の様子から現在にいたるまでの駅の軌跡が写真とともに説明されていて興味深かったです。

でも、このパネルをじっくり見ていたのは、私と知らないおじいさんだけ笑

 

忙しい駅。みんな速足で駆け抜けていきます。

その高揚感が心地いい。

 

この後はお隣のキングス・クロス駅に向かいます。

キングス・クロスと言えばアレでおなじみの駅ですね。